娘が小学校低学年だった頃、
「サンタさんにメールを送ったの。手紙やプレゼントはいらないから、サインがほしいって書いたの」
と私に言った。
一体何のことか分からないまま、
「そうなんだ。サイン、もらえると良いね。」
とあいまいな返事をした。
それから1週間ほどたった明け方の4時
家の電話のベルが鳴った。
何事かと飛び起き、電話に出ると、
「もしもし。サンタクロースです。娘さんからメールをいただいていて、サインのプレゼントがほしいとのことなのですが、今から郵送してもクリスマスまでには届かないので、サインをファックスで送ります。それをなんとか加工して、娘さんにプレゼントしていただけますか?」
とのこと。
「わかりました。本当にありがとうございます。」
と、丁重にお礼を言って、電話を終えた。
他愛のない、子どもからの連絡に、誠意をもって対応してくれるサンタさんに、とても感動した。
どんなに多くの子どもたちから、それぞれの願い事が届いているだろうに、また、クリスマス前の一年で一番忙しい時に、わざわざ連絡をくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいになった。
それ以来クリスマスは、大人も子どもも、笑顔に溢れ、一年で一番、自分にも誰に対しても、優しくなれる日だと思うようになった。
もうすぐクリスマス。
すべての人が、暖かい気持ちで幸せに包まれますように………。
おめでとうございます!この度、この素敵なサンタさんのお話が殿堂入りしました。
直接サンタさんとお話(と、FAXやりとり)できた思い出のお話をほっこりん堂で大切に掲載させていただきます。ありがとう〜!
えー!!!
時差があるような所で、そんな手紙を集める機関があるのと、日本語でも対応もしてくれて、しかも電話までかけてくれるのと、朝の4時、全部びっくりです!笑
本物のサンタさんとお母さんのコラボのサイン、大人になって真実を知っても嬉しいプレゼント、親子で嬉しいプレゼントですね。
今年もどうぞ、良いクリスマスを!